いくつもの経験を重ねてきたからこそ、今度の旅はもっとすてきに。著書「50歳からのおしゃれ旅スタイル」でもおなじみの中山庸子さんに、大人の旅を楽しむためのヒントやアドバイスをいただきました。
旅を決めた時からワクワクが始まる
どこから旅と呼ぶのか、人によって違うのでしょうが、私としては「ここに出かける」と決めた瞬間から「旅は始まっている!」と考えたい派なのです。「だって、その方が長く旅を楽しめるじゃない?」ということなんですね。実際にひとつの旅が決まると、日常生活にもいい変化が訪れます。ネットで情報を集めるのはもちろん、実際に行ったことがある友人におススメの場所やお店をたずねたり、そこを舞台にした映画や本をチェックしたりと、暮らしの中に旅がいい感じに組み込まれてきます。何より、自分の気持ちに「旅の始まり」特有のキラキラ感が生まれてくるような気がするのです。
旅上手の秘訣は「小さな旅ノート」
旅の準備に取り掛かる際におススメなのが、小さな旅ノートを用意することです。宿泊先や旅のルート、乗り物の覚書などとして使うだけでなく、その旅で必要な細々したものを書き出してチェックしていくと、とても安心。特に、その旅で快適に過ごせるすてきな服装が決まれば、すぐにも出発したくなるくらいです。メインになるバッグやリュックが決まり、その中にメモに書き出したものを用途ごとに大小のポーチを使って詰めていきます。もうこの段階で「旅上手」な人といってもいいでしょう。そうそう小さな旅ノートもバッグに入れ忘れないようにして、旅先でも活用してくださいね。
中山庸子さん
1953年 群馬県生まれ。女子美術大学、セツモードセミナー卒。県立女子高校の美術教師を経て、現在エッセイスト、イラストレーターとして活躍中。自身の夢実現の体験をつづった「夢ノート」シリーズで読者の圧倒的な支持を集め、以降、生き方、暮らし、仕事、趣味、おしゃれ、アートなど幅広いテーマの本を出版。主な著書に、各年版『書き込み式 新 いいこと日記』(原書房)、『心がだんだん晴れてくる本』(新潮社)『ありがとうノートのつくり方』(さくら舎)『50歳からのおしゃれ旅スタイル』(海竜社)ほか 多数。